図書館利用時のマナーを問う

県と市の新図書館整備計画が検討されている。私も利用者として利便性が高まれば嬉しいと思う一人だ。
県立図書館が果たすべき機能や役割については専門的な知見もないので語ることは避けるが、ひとつ気になることがある。それは図書館の利用についてのマナーだ。
よく図書館では受験学習をされる方が多いが、先日ある光景を目の当たりにした。
4、5人は座って本を読める広いテーブルに図書館の所蔵書でない個人の参考書等を何冊もテーブル一面に置き、さらにカバンも横において昼食に外にでも出かけているのだろうか。一人で占有したまま空席となっている状態を複数目にした。様子から受験生のようだ。
時々目にするので、さすがにこの日は図書館の方にこの状況を報告して注意されることを伝えた。係員の方はお一人で空間を占有し座られている方が他にもいることは前々から知っておられたようだ。
図書館は公共空間である。利用にあたってはその節度を守ることが大切だ。社会のルールやマナーを会得せずして知識のみ得てもどうだろうか。
私は現在の県立図書館の機能やサービスについて格別不満はなく、職員さんの応対も大変親切で有り難く思っている。施設が新しくなる以前に図書館の利用の仕方についての県民一人ひとりの意識もまた問われることも大事な事ではないかと思う。