新卒者雇用に関する緊急対策について

本日9月10日に「経済対策」が閣議決定され厚生労働省関係分で、この「経済対策」に基づき、「新卒者雇用に関する緊急対策」について発表がありました。

以下にその概要をお知らせいたします。

○ 「ジョブサポーター」を倍増し、きめ細かな支援を行います!   
 「大卒・高卒就職ジョブサポーター」(928人)を倍増し、中小企業と新卒者等とのマッチングに集中的に取り組みます。
  ※ ジョブサポーターとは・・・?
    ハローワークの窓口において、また、高校・大学等に出向き、学生・生徒への就職活動の相談、職業適性検査の実施、就職活動についてのセミナーの実施などの就職支援を行います。
また、企業を訪問しての求人開拓、地域の中小企業と新卒者等とのマッチングを行います。
○ 各都道府県に新卒者専門の「新卒応援ハローワーク」を設置します!
 全都道府県労働局に、新卒者等が利用しやすい専門のハローワークとして、「新卒応援ハローワーク」を設置し、
大卒就職ジョブサポーターによる就職支援を行います。
※ 具体的には・・・
    大学等の卒業年次の在学生及び卒業後3年以内の既卒者や高校生を対象に、
求人情報の提供、職業相談、職業紹介をはじめ、就職までの一環した担当者制の支援、臨床心理士による心理的サポート、各種奨励金の活用促進、短期のインターンシップ機会の提供を行います

○ 臨床心理士等による心理的サポートを行います! 
 ハローワークが行う面接会や、「新卒応援ハローワーク」において、内定を得られず心理的な問題を抱える新卒者等に対し、臨床心理士等がそのサポートを行います。

○「新卒者就職応援本部」を設置し、地域の実情を踏まえた就職支援を実施します!   
 全都道府県労働局に、ハローワーク地方公共団体、労働界、産業界、学校等の関係者を構成員とする
「新卒者就職応援本部」を設置し、地域の実情を踏まえた就職支援を行います。

○ 既卒者を対象にトライアル雇用を行う企業への奨励金を創設します!
 卒業後3年以内の既卒者を正規雇用へ向けて育成するため、有期で雇用し、その後正規雇用へ移行させる事業主に対し、
ハローワークにおいて「3年以内既卒者トライアル雇用奨励金」を支給します。
【有期雇用(原則3か月)1人月10万円、正規雇用移行から3か月後に50万円支給】

○ 新卒枠で既卒者を採用する企業への奨励金を創設します! 
 卒業後3年以内の既卒者も対象とする新卒求人を提出し、既卒者を正規雇用する事業主に対し、
ハローワークにおいて「3年以内既卒者(新卒扱い)採用拡大奨励金」を支給します。
正規雇用から6か月経過後に100万円支給】

○ 未内定者・既卒者を対象に、短期のインターンシップ機会を提供します! 
 未内定者や卒業後3年以内の既卒者を対象に、ハローワーク及び新卒応援ハローワークにおいて、短期(最長1か月)のインターンシップ機会を提供します。

○ 「青少年雇用機会確保指針」を改正し、「卒業後3年間は新卒扱い」を盛り込みます! 
雇用対策法に基づく「青少年雇用機会確保指針」を改正し、卒業後3年間は新卒として応募できるようにすることを盛り込み、既卒者の新卒枠での採用が促進されるよう経済団体等に要請します。

とのことです。以上