84(はちよん)プロジェクト、第2回84会議の感想

麻生元首相のバラマキ、なんだったか?ナントカ交付金。その意味ないおカネ24千円を元手に、昨年からスタートし た84(はちよん)プロジェクトの試み。

24千円の投資効果以上の成果は出ていると言ってもいいだろう。

84の具体的取り組みを県外の方にもアピールできたので、提唱者の梅原さんも
さぞ嬉しく、あの日はかつてないほど燃えていました。
過去の講演をそれほど知らないのですが、後半になるにつれ、さらに84(はちよん)プロジェクトに寄せる熱い情熱を語っていました 。

「ビリになることで、一番になる」その84ブランドの発想は世の中の今の動きにもピッタシ合っていると思います。

また大工と製材業者と消費者間の流れが 途切れていることに注目し、それを昔のような流れにしないと、たんに「県産品を愛用しましょう。」といってもただの掛け声倒れになることを問題提起した梅原さんの着想も見事です。
大した宣伝もなしに150人以上が平日の午後に竹林寺に集まったのは、そこに求められる何かが、あったからなのでしょう。

本質をとらえたうえで コミュニケーションがとれる キーワードを考えて
イメージを明瞭化する 梅原さんの仕事のやり方等に学ぶ点は非常に多いですね。

プレゼンのやりかたも、大変わかりやすいし、なによりカリスマ性もあります。
氏のユーモアを交えた本音のトークは、手応えがあります。

都会のど真ん中に構えた店作りに何億もかけてうわべだけの「○○○高知」という薄っぺらいアンテナ店の手法がいかに愚かしいものか、また市の中心にある高知市施設を活用した物産品を集めたショップへの投資額が、おそらく近いうちに失敗になるのがよくわかる、よく見えるのは何故か、それは梅原さんのやりかたを見ていると自ずから明らかに浮かび上がってきます。

背伸びせずに、コンプレックスを感じることなく、あるものを最大限に活用し、違った角度から付加価値やブランド力をつける、その手法は無理がなく、無駄なくて、非常に力強いと想いました。