久しぶりに感動する歌に出会う。スタートライン

日曜日の朝、何気なくテレビのチャンネルを回したところ、NHKの特集番組、BS2「あなたのアンコール・サンデー」で馬場俊英というシンガーソングライターが作る歌に何故か引き寄せられた。
それと同時に彼の歌を支えに人生や仕事、生き方に再チャレンジしようとする30代40代の大人のドキュメンタリーが番組の中で彼の歌が力となっていることが紹介されて、ついついその番組に見入ってしまったのである。

人生という名の列車

人生という名の列車

私はフォーク世代でもあり、青春の頃は彼のようなシンガーソングライターが歌う歌詞に共感したり、自分の人生の思い出が、今ではその曲とともに想い出されることもある。

でも最近はラップなども入って、若い人が好むヒット曲でもあまり印象に残ることもなかったのだが、この馬場俊英という人の持つ優しさやほんわかとした穏やかさなどが力強い彼の歌声とともに爽やかな印象として強く残ったのである。

スタートライン より

 だからそうだよ、くじけそうな時こそ遠くを見るんだよ

 きっとそうだよ いつかきっと 真心が何かに変わるんだよ

 そうさ、チャンスは何度でも

何と優しさと力をくれる素晴らしい歌詞だろう。
仕事や人生にめげて落ち込んだときに、励ましてくれる言葉が欲しい時にこそ、彼の歌を聴いてもらいたい。

私もさっそく彼の曲を買って聴いている。実に素直に心に入ってくるのだ。そこが魅力なのだろう。今年の紅白歌合戦にも出演がきまったようで、レコード会社の契約打ち切りからの再チャレンジの甲斐があったというもの。

晦日の31日(月)にもNHK教育で「ETV特集〜生きづらい時代の大人たちへ〜シンガー馬場俊英のメッセージ」と言う番組も放映されるようだ。私の年末の楽しみでもある。