ワーキングプアと労働トラブル119番 無料相談

働いても働いても豊かになれず、憲法で保障されるべきところの健康で文化的な生活を営めないばかりか、人間の尊厳さえ奪われた「ワーキングプア」の番組が反響を呼んでいる。
近年でも屈指の力作で、その実態は政府の施策を動かし、最近の労働法規の改正にまで影響を与えたともいえる。
先週「ワーキングプア1、2」の再放送があり昨夜にはその「ワーキングプア3」が放送された。
世界的規模で拡大しつつも海外に比べ日本は政府の取り組みがまだまだ遅れているのがよくわかる。

ワーキングプア―日本を蝕む病

ワーキングプア―日本を蝕む病

昨年の番組の中で雑誌拾いで生活費を稼いでいた若者が市の委託で清掃の仕事に就くことができ、人間の尊厳を取り戻し、今は同じホームレスの支援ボランティアとして活動されているのが特に印象的であった。
最近は人のことを考えず、自分本位で、しかも、人の命さえなんとも思わない人間が増えている一方、底辺からなんとか立ち上がろうとして懸命に努力を重ねている人もいるのだ。

 私自身もけっして経済的に恵まれているほうではないが、それでも社会が必要として仕事をさせてもらっているのは、きっと幸運にちがいない

そこで12月24日(祝)に私たち法律資格者で組織するLLP行テラスとNPO法人で、市民のための法務相談や労働トラブルの無料電話相談を行うことにした。080−3921−3049
年末は何かと気ぜわしいが、この機会を少しでも利用してくれる人がいれば、私たちのこれからの活動の精神的な支えになってくれるに違いないと思うのである。