ご存知ですか?政府系金融機関(国金)の1千万円無担保・無保証融資

国民生活金融公庫の無担保・無保証融資「小規模事業者経営改善資金制度(マル経)」が、実績を伸ばしているようだ。ここ2、3年は前年の利用実績を下回ってきたが、08年度から融資条件を緩和したことや、原材料高騰で中小企業の経営は圧迫、運転資金需要が高まっていることが背景とのこと。
中小企業の厳しい経済環境が現実感として伝わってくる。

http://j-net21.smrj.go.jp/watch/news_tyus/entry/20080812-07.html

これまで通称国金、元々政府系金融機関であった国民生活金融公庫もこの10月から他の政府系金融機関と統合されて『日本政策金融公庫』と名称が変わるようです。

私の前職でよくその推薦事務を経験させていただいた「無担保・無保証人」で1000万円まで借りられる、いわゆる「マル経融資制度」は、創業時や経営改善の苦しい時にはとても頼りになる有利な制度ですね。ご利用されたことがある方なら特に実感していただけると思います。

中小企業者になじみの多い、国金の看板制度であったこの無担保・無保証人の融資制度が統合後どうなるかは非常に気になるところですが、統合後もそのまま引き継がれるようです。私も実際に国金の窓口に行って確かめました。
でも組織や人材の異動が変われば審査面などでもやはり違いが出てくることも考えられます。

この先その審査基準や取扱いがどうなるのかは今の時点では分かりませんが、近くこれらの無担保・無保証人融資の利用を検討している方は、現在の国民生活金融公庫として審査をしてもらえる9月までに申し込まれるのもいいかもしれませんね。

国金あらため『日本政策金融公庫』を利用するにあたっては、一度取引実績が出来て返済振りも良好であれば次回の融資も比較的スムーズに行ってもらえたのが特徴でした。一言で言うと、銀行等での融資利用がある方でもとにかく取引実績を作ること、民間金融機関と政府系金融機関をうまく使い分けることが企業経営のハックともいえましょう。それは統合後も基本的には同じではないでしょうか。

当事務所では、これらのマル経融資や創業資金などの政府系金融機関の利用の仕方や融資申請書類や、提出を求められる資金計画表や事業計画等の各種添付書類などのお手伝いもいたしております。お気軽にお問い合わせください。