社労士の電子申請研修会の講師をします

高知県社労士会の電子申請研修会でまた今年も10月20日に講師をさせていただくことになりました。

午前中はジョブカフェからの依頼で高知工科大学で適性検査の実施と解説セミナーの講師。
この日は分刻みの一日となりそうです。社労士の電子申請はこの春より一括申請に対応できるようになって利便性が高まっていると言われています。
特に今後は民間業者も給与計算等のアウトソーシングに参入されてくることが予想されますので、社労士にとっても電子申請へスムーズな事務処理の流れを作ることは生き残り策としても非常に重要になると思います。

私もその対応ソフトを購入したのもつい最近のことなので、実感がわかないのが実際のところですが、以前によりは格段に操作しやすいものになっているようです。当日までには一度試したいと思っています。
今回、社労士会から「電子化推進委員」という肩書きを付けられ講師として紹介されていますが、この肩書はまったく任意のもので全く無報酬です。私は電子申請関係では総務省電子政府推進員(ボランティア)を個人として委嘱されているのみで、それも年に一回の会議に出席するだけの旅費をいただくだけです。

研修会終了後などに社労士会の電子申請の担当者と誤解されて、事務所に電話をかけてこられ相談へのアドバイスや操作指導を受けたりするのですが、電話転送経費などすべて個人負担となっていますので、できればご遠慮いただきたいのが本音のところです。
各社労士会には、厚生労働省委託事業で全国社会保険労務士会の補助で企業からの電子申請の相談に対応したり、普及を推進する役割の「電子申請アドバイザー」を委嘱されている会員がいますので、その方々にご相談してください。その方々は実際に企業を指導したり、相談にあたっての報酬がきちんと支払われていますので社労士会にご相談されて、その指導を受けられると良いと思います。

私の当日の話は、近く月刊社会保険労務士11月号(全国的に発行されている社労士の専門誌)にも掲載予定ですが、その申請にあたってあらかじめ準備や手配の必要なこと、特に私の失敗談から得られた提出代行証明書の画像保存の留意点など実務に即したツボどころをお話しようと思っています。意外に盲点になるようなポイントですね。

当日はベンダー各社から、社労士専用の一括申請対応ソフトの展示会があるようです。私はどのソフトがいいのかは全部使っていないのでもちろんわかりません。先生方それぞれの実情にあわせて合ったものをお選び頂きたいですね。昨日もベンダー(業者)からお電話がありましたが、業者さんからのご相談や商品への推薦依頼は全てお断りをしていますので、よろしくお願いいたします。